「ロマンチック」全曲解説

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2017.6.2 「ロマンチック」リリース。ありがとう!
まず情報をまとめよう。
4人のBlueglueのデビューアルバムは最高にロマンチックな6曲。
タワーレコード渋谷店、ONLINE SHOP、iTunes等各配信サイトで。
CDにはもれなく“スーパーコーチ”渡會将士氏とBlueglueのトークセッションを封入。
タワーレコード渋谷での特典として、”Blueglueハニカムステッカー”をプレゼント。
ジャケットは裏表で2種類楽しめるようになっています。好きな面で飾ってね。

今日6月2日20時頃からは、タワーレコード手前、modi前で路上ライブ「ロマンチックストリート」決行予定。
翌日6月3日も「ロマンチックストリート」昼夜2回開催予定。場所未定。
各1~2時間、2ステージの演奏予定。リアルタイムの情報はTwitterから。

6月18日にはリリースイベントを下北沢GARAGEで昼夜開催。
昼公演は「ロマンチックって何?」と題した、全曲試聴トークセッションとアコースティックミニライブ。
夜公演は「Blueglue Tour 2017 “ロマンチック”」として、EdBUS、CRAZY WEST MOUNTAIN、東京パピーズを迎える対バンライブ。
やっぱりバンドっていいよね、ってなるメンツ。
手売りチケットは「ロマンチックストリート」で販売中。
リリースから2週間後というタイミングは、まずCDを聞いてほしかったから。
俺は、CDをたくさん聞いてからライブを見て、「お〜!」ってなるのが好きだから。
でももちろんリリースイベントの日にCD買ってもらえるのも嬉しいぞ。

6月18日を皮切りに、「Blueglue Tour 2017 “ロマンチック”」。
大阪、熊谷、西川口、福島、秋田、仙台、新潟へ。
ファイナルは7月22日(土)の下北沢GARAGE。

はい。たくさんあるねえ。とにかく楽しんでもらえたらいいな!
じゃあいこうか、全曲解説!
CD聞く前でも、聞いた後でも、読んでみておくれ。

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1年間かけてバンドのチューニングをし、”スーパーコーチ”渡會さんにたくさんのアドバイスと勇気をもらいながら、丁寧に、真摯に作ったのが「ロマンチック」。
この4人組を信じてほしいから、楽曲には4人で演奏した音のみ、多重録音もほとんどせず、全てライブで再現できるような、シンプルな録音。
力強いビートに立体的なギター、真摯な歌。これがBlueglue。
たくさんの候補曲から選ばれ、完成した6曲を、胸を張って紹介、解説します。

1.ロマンチック
「友達が減ったな 仕方ないことさ 君がいてよかったな」
“バンドをやっていることこそが何よりもロマンチックだ”という、この作品の価値観の根底をなすタイトル曲。
「SS」に収録されていたバージョンからガラッと、特に歌詞はまるっと変わったので、聞いてくれていた人には驚いたり違和感があったりするかもしれない。
けれど、「ロマンチックって何だろう」と改めて考えた時に、俺はこのバンドの話をしなければと思った。
通り過ぎていった人々や信頼している人々、そしてこれまでとこれからのバンドストーリーを想いながら再構築された「ロマンチック」は、
この先何十年と、前に進み続ける俺たちが歌い続けられるアンセムに生まれ変わったんだよ。
「僕らはまだやれる」、死ぬまでそう言っていこうよ。

2.リボン
「扉を開けないでさ もう一度だけ抱き締めさせて」
かわいい愛の決心の歌。
ベースがぶいぶい。ドラムがロック。ギターがドラマチック。
良いメロディ。歌詞も素敵。あ、基本的にこのアルバム全曲そんな感じです。
公開されているビデオは、長い付き合いの旧友2人のウェディングパーティの様子。
俺だけじゃなくメンバー皆が2人のことを知ってるし、ずっと応援してくれてる2人なもんで、まあ素晴らしい時間だったよ…
この曲を書いた時にはウェディングで歌うなんて考えてなかったんだけど、なんだか曲があの素晴らしい出来事に導いてくれたみたい。
そしてこの曲は、俺たち紆余曲折あったけれど、これからは自分達を信じ強くなっていこう、皆を幸せにしていこう、という密かな決意表明でもある。

3.ミッドナイトタクシードライブ
「心地よい揺れ 静けさの中 当てのない夜を駆けて行く」
タクシーに乗ってどっかに行っちゃいたい。ああ、オレンジの街灯っていいよなあ。
そんな気分で徘徊してた夜が明けた後のスタジオで「ミッドナイトタクシ〜」と歌い始めたら、そのままセッションが始まって、あれよあれよと原型ができて、「めっちゃ良いじゃん!」の嵐。
4人になって初めてできたこの曲で、「よっしゃこの4人、いけんな」となった。
とにかく全員が気持ちいい演奏をしている。やってる。ギターなんかもうやりっぱなし。
楽器をやってるならぜひコピーしてみてほしい一曲。
そう、何があったとか悲しいとかってわけじゃないんだけど、なんとなくやるせないような満たされないような、そういう夜があるでしょう。
そんな夜にはこの曲が連れてってくれるはずだよ。どこか良い所へ。

4.クアラルンプール空港風景
「落ち込んだことだったり 憧れや理想だったり会いたくなったことを 話したい」
夜明け前のクアラルンプール空港のガラス張りの休憩所で出くわした、藍、紫、山吹、オレンジ、それらが混ざり合ったような色。
その空の様はとにかく異様で、写真を撮ろうと思う隙もないほど吸い込まれてしまって、そのうちにものすごい眩しさで太陽が昇っていった。
それだけの歌なんだけども。
あの光景と、その時感じた郷愁と希望までを共有したくてね。半年くらい練り続けてやっとできた一曲。
ボーカルレコーディングの時、その光景がぶわーっと眼前に蘇ってきて、不思議な気持ちになったのはその時誰にも言わなかった。
この曲は目を閉じて聞いてみてほしいな。

5.夜桜
「愛し合いたい この身が散る程 灰になる時 焦がした想いが残るのなら」
桜の季節は、夜が一番良い。
懐かしいような切ないような、愛しいようなやらしいような気持ちになる。
柔らかいと思ったら、激しくなったりもする。
そういや桜の曲は数多くあれど、夜桜ってのは案外少ないような気がする。

6.フラット
「されて嬉しかったことを君にしたい されたら嫌なことを君にしない」
この作品で「ロマンチック」と並んで重要なテーマが「フラット」。
センチメンタルやノスタルジーみたいな、瞬間的な感情が10代からの自分を駆り立てていたけれど、ある時そんな波がすっと引いていった。
どうもそれは独りよがりなんじゃないかと思い当たった。
寂しさだってそうだ。誰だって寂しいに決まってるんだから。
欲望や感情じゃなくて、想像力や経験を持ったニュートラルな場所に立って、目の前のことを捉えなきゃ。
きっと簡単な話。
「本当の優しさで フラットな気持ちで」向き合っていけたら、愛に近づけるんじゃないかな。

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はい、これがBlueglueの「ロマンチック」でした。
何度も言ってるけど、細かい所まで、一音、一言ずつ丁寧に作れたから、たくさん聞いてもらえたら嬉しいなあ。
話は変わるけれどこの間、たまたまつけてたテレビでウルフルズが出てて。
そこで演奏されていた新曲がこの頃ずっと響いててさ。
あんなキャリアを積んできた人たちが、ここにきて純粋に正直に、バンドのことを歌ってんのよ。ずるいよなあ。
スピッツだって「ヒバリのこころ」でデビューしてもう30周年くらい、去年「醒めない」で改めてバンドのことを歌っててシビれた。
俺らもそんな風に、何十年か経って生まれる新しいロマンチックを歌えたらいいよな。
バンドってやっぱりいいよなって、思っちゃうんだよね。ロマンチックすぎるだろ。

さあ、思い出とか後悔とか、感傷なんて今は本当にどうでもいいな。
今とこれからだけが目の前にあるぞ。
やってやろうな。