ファイナル前夜

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4日間の旅は素晴らしかった。

7.16 郡山CAFE MAPLEでアコースティック。
THE CHESSの兄貴たちにありがとう。パイナップル独りウェイ氏にはカルチャーショックを受けた。

初めて食べた「クリームボックス」おいしかったよ。

7.17 秋田LIVESPOT2000で、”SHARE!!vol.8”。
秋田の女の子たちが主催する”SHARE!!”は、その第1回目から出させてもらっていて、今回で5回目の出演だった。


リハの後には秋田駅周辺で“ロマンチックストリート”を試みて、たくさんの人が見てくれていた。
ライブに来てくれた人だっていた。最高じゃんか。

Tequeolo Caliqueoloとは前回も秋田で会ってたんだけど、今回たくさん話せてよかった。
なんでお互い良いと思えるのか、納得した。好きな音楽とか気持ちとかが案外似てた。
ますみの面構えが好きだ。

自分にとって、秋田がすっかり馴染みの街になっていることに気づいて嬉しい。
必ずまた来たいし、来なきゃ。と思う街だ。

 

7.18 仙台enn3rdで、MINAMISとツーマン。
ミナミズ。ライブハウスでは去年の夏にGARAGEで共演して以来だったんだけど、渋谷の路上で出くわしたり、何かと繋がっていたし、好きなバンド。
また一緒にやりたいなあと思っていたから、仙台と新潟一緒に行こうよ!と誘ってみたら、快諾してくれたのだ。
この日の仙台はまさかのツーマンライブ。
俺らもMINAMISも仙台にはほぼ縁がなかったもんだから不安だったんだけど、来てくれた皆のおかげでとても良いライブになったと思う。

最後にはなぐもズと「ロマンチック」。
自分が書いた曲を歌ってもらえるのってやっぱり最高にラブリーなんだよなあ。

仙台駅でまた試みたんだけど、10分足らずで止められてしまった。
けど、ライブに来てくれた人がいた。最高じゃんか。

7.19 新潟GOLDENPIGS BLACK。
新潟といえば、という感じで毎度毎度お世話になっている”MUSIC DROP”。
仙台に続いてMINAMISと、新潟の仮初のウマシカ、toneと。
皆とても良いライブのバトンを繋いでくれて、俺らが最後に出る頃には既に良いムードができあがってた。


MINAMISなんか、完全にベストオブMINAMISだったし。なんかすごかったよ。感動した。(なぐもズがロマンチックTee着てくれてた)

俺らは「ロマンチック」で弦が切れて、久々にハンドマイクで歌いきって。
そのあとMINAMISのコウちゃんがギターを貸してくれて。
最後はもう一回「ロマンチック」やっちゃって。
これまで新潟に何度も来た中で、一番の夜だった。

 

いやあ、こんなに充実感のある旅になるなんて。
ネガティブな気持ちが全然起こらなかった。
どのライブもちゃんと良いライブができたと思うし、お客さんがちゃんと見てくれていた。
道中も、食った飯も、飲んだお酒も、会えた人たちも、皆よかった。
おかげさまだよ、ほんとにおかげさま。ありがとうございました。

さあ、ファイナルだ。
19日に確認したらチケットがめっちゃ売れてて、これはもう満員だ!ということでソールドアウトになった。
「ロマンチック」のツアーファイナルが渡會さんとツーマンであること、最高。この上ない。
来られる皆さんお楽しみに。Blueglueを見てもらえるのが嬉しい。
気持ちを込めた新曲も作ってある。

明日(というか今日)は、下北沢GARAGEで会いましょう。
いい日になるに決まってる!

東北前夜

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年明けぶり?に実家に戻って出発に備えてたんだけど、1時間もあれば帰れるこの街を何故出ようと思ったのかを改めて感じたりして。
馴染んだ街には自分が写るから、色んなこと考えちゃうよね。さておき。

「ロマンチック」ツアー。
明日というか今日から4つの街に行く。郡山、秋田、仙台、新潟。
大阪、熊谷、西川口に行った。(ありがとう!)
渋谷の路上に出向きながら、下北沢から始まって下北沢に戻る。
どんな街に暮らしてたって、同じようなことを感じ合っているようだぞ。
俺たち4人だって結構バラバラな人間だけど、ブルーグルーのビートと歌で感じ合っている。
そのビートと歌は、皆の原風景的な気持ちにもまた感じ合えるし、寄り添えると思うんだよな。
言葉になりきれないけど確かなものよ。

そんで、俺らは認めてほしいとか好きになってほしい、じゃなくて、勇気や希望、優しさ≒強さをあげたい。俺らがもらってるし。
そうして単純に気持ちよくてアガるブルーグルーを共有したいのだ。
ロマンチックに、フラットな気持ちで。
そんなツアー佳境だ。
Blueglueのライブをお楽しみに。

あ、ロマンチックツアーグッズ、いいよね。
BgポケTee、ロマンチックイラストTee、Bgキャップ、ソックスにタオル。ステッカーとボタンバッジも。
俺も愛用してる。今はネイビーのBgポケ着てるよ。
まだ持ってなかったらゲットしてね!

2017.6.18 「ロマンチック」Release Event

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2017.6.18 「ロマンチック」Release Event 下北沢GARAGE
なかなかない、素晴らしい一日だった。

今回はBlueglue初めての昼夜開催。
昼はゆったりと。OKDとBlueglueでトーク、楽しかったな。もっと時間ほしかったね。あっという間だった。


アコースティックセットは、
1.フラット
2.夜桜
3.ミッドナイトタクシードライブ
4.クアラルンプール空港風景
でした。なかなか悪くなかったでしょう。結構好きなんだよなあ。
このアコースティックセットは7月1日の熊谷、7月16日の福島でやるのでまたお楽しみに。

夜は雨が降っていた。
こんな日に雨なんて、テンションが下がってしまいそうなもんだけど、
GARAGEの大橋さんが「雨いいじゃん、しっとりしてBlueglueぽくて」って言ってくれたり、
自分の今回の曲(リボン)で「雨が止まなくても 君と僕 うまくいくはずさ」って言ってたりしたもんだからよかった。
それに楽屋でもホールでも、雨が降ってること以上に、ポジティブな出来事やムードが支配してたよ。

オープンからたくさんの人が来てくれて、俺は本当に嬉しかった。

DJは表参道SideburnのOkadaさんで、クールだったりポップだったりしてとても気持ちよかったよね。
バンドはCRAZY WEST MOUNTAINから。久々にライブ見たけど、試合巧者ぶりにびっくりしたなあ。
紳士的で、ユーモアがあって、タフさもあった。もう全部、委ねちゃう!って気持ちになったよね。
そんなCWMからの東京パピーズは最高にシビれたね。何も喋らず一気に6曲。ニヤニヤしてしまった。かましてくれた。
でもただトガってるってわけでもなくて、とても誠実だったし、これがパピーズの”フラット”なんだ、っていうのが存分に伝わってきた。
歌詞が全部聞こえなくても、響いてくる言葉にパワーがあった。
そしてEdBUSの大きさ。
水野さんの書く曲、人柄。もはや畏怖みたいな感情もあるくらい尊敬しているから、こうしてバンドで出演してもらえたことが本当に嬉しかった。
「海に捨てる」は本当にすごい曲だ…空気が変わる。
最後のMC、この場の皆と全てのロックバンドに捧げる、と言って演奏された「バンドワゴン」は、胸にくるものがあったよね。

Blueglue。
1.ロマンチック
2.キャットストリート
3.リボン
4.夜桜
5.クアラルンプール空港風景
6.ミッドナイトタクシードライブ
7.フラット
en.ロマンチック

主催で、リリースイベントで、たくさんの人が見に来てくれて歓迎してくれて。
そのことに舞い上がらず、自分たちがちゃんと皆を歓迎して、連れていけるように、皆と一緒にいけるようにと心がけた。
ちゃんと皆の顔を見て、皆から発せられるエネルギーに溺れずに、受け取った上で増幅して返すように心がけた。


本編最後「フラット」の間奏ではメンバー3人を見やった。とても良いバンドだと思った。
これまでのBlueglueで一番良いライブだったと思う。

午前中から親身に手伝ってくれたGARAGEの皆、仲間たち、CRAZY WEST MOUNTAIN、東京パピーズ、EdBUS。
そして何よりGARAGEに足を運んでくださった皆さんに最大限の感謝を。

朝まで居酒屋で打ち上げなんて久しぶりだったし、ボーカル全員が揃うことなんて珍しいことだからまた嬉しかった。

これからBlueglueは一ヶ月のツアーに行ってきます。
各地の皆さんよろしくお願いします。
7月22日、ファイナルは”スーパーコーチ”渡會さんとのツーマンでGARAGE。
必ず大きくなって帰ってきます。どこまでもいこう。

Blueglueの音楽、「ロマンチック」は永く楽しんでもらえるものです。
また会いましょう。ありがとう。

明日はリリースイベント

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「ロマンチック」リリースから2週間。
このアルバムをついに皆に聞いてもらえているのがただただ嬉しいです。
渋谷路上ライブ「ロマンチックストリート」や、いただくメッセージでも、Blueglueが真正面から受け止めてもらえていることをたくさん感じています。ありがとう。

 

さあ、ついに明日。

2017.6.18(日) “Blueglue「ロマンチック」Release Event”下北沢GARAGEでDAY&NIGHT。

何度やっても、こういった自分たちの冠イベントの前は落ち着かない。
だいたい変な夢を見る。
ライブハウスだと思って立ったら誰もいない体育館だった、ギターアンプが一つも用意されてなかった、マイクに感電しっぱなしで歯がずっとシビれてる(これは稀に現実に起こる)、とかそういう類のやつ。
ただ今回は少し違う点がある。絶望的じゃない。あとメンバーががっつり出てくる。
こないだ見た夢は、ライブや打ち上げやらをすっ飛ばして真夜中、タクシーで下北沢から俺の家まで。
甲州街道を走り、俺の家の前でタクシーが止まって、俺はいいんだけど、3人は駅まで歩かなきゃいけない(電車動いてないけど)から、なんかすまんね、おつかれ〜。みたいなやつだった。
さっきうたた寝していて見た夢は、当日のガレージの楽屋で、EdBUSの水野さんが何かしらを誉めてくれて「いや嬉しいなあ」なんて話してた。

 

本当に俺らが誉められることがあるのかはさておき、明日は現実としてガレージでリリースイベント、がやってくるわけだ。
何事にもいい準備が大切だ。
だから今日は牛肉を買ってきて、焼いてたらふく食べた。冷奴に生姜をおろしてやった。さらにサラダにプチトマトを添えてやった。酒はビール一本だけにしてやった。
(ところで俺はその時身体が欲するものだけを好きなだけ食べるのが健康の秘訣だと信じている)
そしてもうすっかり演奏するのに慣れた曲達も、もう一度見直す。歌詞を改めて読んでみたりする。
まあとにかく、いい準備をしている。
そして当日のことを細かくイメージ…
でもきっと「想像さえも越えてゆくことが起こるような、ロマンチックな」一日になるんだ。

 

ツアーグッズが発表されました。
BgロゴのポケTee、ショーちゃんイラストのROMANTIC Tee。
そしてBgソックスにキャップ、総柄マフラータオル。
それぞれそんなに数が多いわけではないから、早いもん勝ちで。
うーん、全部欲しい!昼公演から販売します。

 

昼公演は12;30オープン、13:00スタートで「ロマンチックって何?」。
各曲にまつわるエピソードなんかを話しながら、ライブハウスGARAGEならではのハイレベルな音響システムで、「ロマンチック」を鑑賞していく。
司会は十年来の友達であり、レコーディングも少し手伝ってくれたnicotenのドラマー岡田一成。通称OKD。
さらにアコースティックミニライブ。これはリハーサルの時点でとても良い。
サンセットビーチを眺めながらテラスで飲むビールやコーヒー。MTVアンプラグド。みたいなムード。
あとさらっと言うけど俺、ある1曲で鍵盤弾きます。
来てくれる皆には、このブログで書いたのとは違う、関係者用に書いた全曲解説の資料を配布。
客席には椅子とテーブルがあります。あとガレージのホールは禁煙になってます(夜も)。
「ロマンチック」な日曜日をスタートするための、上質なDAYイベントです。

 

夜公演は18:00オープン。Blueglue Tour 2017「ロマンチック」初日。
DJは、Blueglueの写真撮影でもずっとお世話になっている美容室、表参道SideburnのOkada氏。
そして「やっぱりバンドっていいよね」ってなる3バンドを迎えます。

18:30から、CRAZY WEST MOUNTAIN。
ずっと変わらずゴリゴリでアホなんだけど、知性?とか優しさ?みたいなのを感じてしまうから笑える。
一緒にオールナイトイベントをやったり、元ドラムが脱退する瞬間に居合わせてたりと、7年ほどの付き合いで色々共にしながら、未だにお互いやってる数少ないバンドだ。
周りには「ずっと続けてるのすごい」とかよく言われるけど、俺たちはそれが別に大変なことだとは思ってないよな。止める方が大変だろ。
ここらで久々に手合わせ、どんなもんよ。

東京パピーズ。
ボーカルは木村太郎、強い。そしてメンバー全員ちょっと怖い。
ドラムの絵平はただのイケメンではない。ギターの酒井くんはヘラヘラしてるのが逆に怖い。ベースのハミーは見りゃわかる。
ステージ降りたら驚くほど皆気さくなんだけど、とにかくこのバンドがステージに立つとピリっとする。
しょうもない擬音で申し訳ないけど、バコーン!とやってくれる。丸く収まりかけている何かを駆り立ててくれる。
俺が一番好きな太郎の歌詞は「怒りが違う」ってやつだ。聞けるかな。

EdBUS。
正式メンバーがいなくなっておそらく長いこと、水野さんのソロプロジェクトとして掲げられていた「EdBUS」が、
去年、結成当初のオリジナルメンバーで「リユニオン」した。
そのEdBUSのライブを見て、新曲「バンドワゴン」を聞いて、俺が知らない彼らの歴史を感じ、バンドをやってる自分は暖かく激励されたような気持ちになった。どうしようもなくロマンチックだった。
今回は、ぜひそのオリジナルメンバーで出てもらいたいとお願いし、快諾してくれたのだ。
EdBUSはパンクロックだと思う。炎の、赤と青の間みたいだ。

そしてBlueglue。
「ロマンチック」を胸に、誠実に鳴らすのみ。

 

では、明日はGARAGEで。ありがとう。

「ロマンチック」全曲解説

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2017.6.2 「ロマンチック」リリース。ありがとう!
まず情報をまとめよう。
4人のBlueglueのデビューアルバムは最高にロマンチックな6曲。
タワーレコード渋谷店、ONLINE SHOP、iTunes等各配信サイトで。
CDにはもれなく“スーパーコーチ”渡會将士氏とBlueglueのトークセッションを封入。
タワーレコード渋谷での特典として、”Blueglueハニカムステッカー”をプレゼント。
ジャケットは裏表で2種類楽しめるようになっています。好きな面で飾ってね。

今日6月2日20時頃からは、タワーレコード手前、modi前で路上ライブ「ロマンチックストリート」決行予定。
翌日6月3日も「ロマンチックストリート」昼夜2回開催予定。場所未定。
各1~2時間、2ステージの演奏予定。リアルタイムの情報はTwitterから。

6月18日にはリリースイベントを下北沢GARAGEで昼夜開催。
昼公演は「ロマンチックって何?」と題した、全曲試聴トークセッションとアコースティックミニライブ。
夜公演は「Blueglue Tour 2017 “ロマンチック”」として、EdBUS、CRAZY WEST MOUNTAIN、東京パピーズを迎える対バンライブ。
やっぱりバンドっていいよね、ってなるメンツ。
手売りチケットは「ロマンチックストリート」で販売中。
リリースから2週間後というタイミングは、まずCDを聞いてほしかったから。
俺は、CDをたくさん聞いてからライブを見て、「お〜!」ってなるのが好きだから。
でももちろんリリースイベントの日にCD買ってもらえるのも嬉しいぞ。

6月18日を皮切りに、「Blueglue Tour 2017 “ロマンチック”」。
大阪、熊谷、西川口、福島、秋田、仙台、新潟へ。
ファイナルは7月22日(土)の下北沢GARAGE。

はい。たくさんあるねえ。とにかく楽しんでもらえたらいいな!
じゃあいこうか、全曲解説!
CD聞く前でも、聞いた後でも、読んでみておくれ。

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1年間かけてバンドのチューニングをし、”スーパーコーチ”渡會さんにたくさんのアドバイスと勇気をもらいながら、丁寧に、真摯に作ったのが「ロマンチック」。
この4人組を信じてほしいから、楽曲には4人で演奏した音のみ、多重録音もほとんどせず、全てライブで再現できるような、シンプルな録音。
力強いビートに立体的なギター、真摯な歌。これがBlueglue。
たくさんの候補曲から選ばれ、完成した6曲を、胸を張って紹介、解説します。

1.ロマンチック
「友達が減ったな 仕方ないことさ 君がいてよかったな」
“バンドをやっていることこそが何よりもロマンチックだ”という、この作品の価値観の根底をなすタイトル曲。
「SS」に収録されていたバージョンからガラッと、特に歌詞はまるっと変わったので、聞いてくれていた人には驚いたり違和感があったりするかもしれない。
けれど、「ロマンチックって何だろう」と改めて考えた時に、俺はこのバンドの話をしなければと思った。
通り過ぎていった人々や信頼している人々、そしてこれまでとこれからのバンドストーリーを想いながら再構築された「ロマンチック」は、
この先何十年と、前に進み続ける俺たちが歌い続けられるアンセムに生まれ変わったんだよ。
「僕らはまだやれる」、死ぬまでそう言っていこうよ。

2.リボン
「扉を開けないでさ もう一度だけ抱き締めさせて」
かわいい愛の決心の歌。
ベースがぶいぶい。ドラムがロック。ギターがドラマチック。
良いメロディ。歌詞も素敵。あ、基本的にこのアルバム全曲そんな感じです。
公開されているビデオは、長い付き合いの旧友2人のウェディングパーティの様子。
俺だけじゃなくメンバー皆が2人のことを知ってるし、ずっと応援してくれてる2人なもんで、まあ素晴らしい時間だったよ…
この曲を書いた時にはウェディングで歌うなんて考えてなかったんだけど、なんだか曲があの素晴らしい出来事に導いてくれたみたい。
そしてこの曲は、俺たち紆余曲折あったけれど、これからは自分達を信じ強くなっていこう、皆を幸せにしていこう、という密かな決意表明でもある。

3.ミッドナイトタクシードライブ
「心地よい揺れ 静けさの中 当てのない夜を駆けて行く」
タクシーに乗ってどっかに行っちゃいたい。ああ、オレンジの街灯っていいよなあ。
そんな気分で徘徊してた夜が明けた後のスタジオで「ミッドナイトタクシ〜」と歌い始めたら、そのままセッションが始まって、あれよあれよと原型ができて、「めっちゃ良いじゃん!」の嵐。
4人になって初めてできたこの曲で、「よっしゃこの4人、いけんな」となった。
とにかく全員が気持ちいい演奏をしている。やってる。ギターなんかもうやりっぱなし。
楽器をやってるならぜひコピーしてみてほしい一曲。
そう、何があったとか悲しいとかってわけじゃないんだけど、なんとなくやるせないような満たされないような、そういう夜があるでしょう。
そんな夜にはこの曲が連れてってくれるはずだよ。どこか良い所へ。

4.クアラルンプール空港風景
「落ち込んだことだったり 憧れや理想だったり会いたくなったことを 話したい」
夜明け前のクアラルンプール空港のガラス張りの休憩所で出くわした、藍、紫、山吹、オレンジ、それらが混ざり合ったような色。
その空の様はとにかく異様で、写真を撮ろうと思う隙もないほど吸い込まれてしまって、そのうちにものすごい眩しさで太陽が昇っていった。
それだけの歌なんだけども。
あの光景と、その時感じた郷愁と希望までを共有したくてね。半年くらい練り続けてやっとできた一曲。
ボーカルレコーディングの時、その光景がぶわーっと眼前に蘇ってきて、不思議な気持ちになったのはその時誰にも言わなかった。
この曲は目を閉じて聞いてみてほしいな。

5.夜桜
「愛し合いたい この身が散る程 灰になる時 焦がした想いが残るのなら」
桜の季節は、夜が一番良い。
懐かしいような切ないような、愛しいようなやらしいような気持ちになる。
柔らかいと思ったら、激しくなったりもする。
そういや桜の曲は数多くあれど、夜桜ってのは案外少ないような気がする。

6.フラット
「されて嬉しかったことを君にしたい されたら嫌なことを君にしない」
この作品で「ロマンチック」と並んで重要なテーマが「フラット」。
センチメンタルやノスタルジーみたいな、瞬間的な感情が10代からの自分を駆り立てていたけれど、ある時そんな波がすっと引いていった。
どうもそれは独りよがりなんじゃないかと思い当たった。
寂しさだってそうだ。誰だって寂しいに決まってるんだから。
欲望や感情じゃなくて、想像力や経験を持ったニュートラルな場所に立って、目の前のことを捉えなきゃ。
きっと簡単な話。
「本当の優しさで フラットな気持ちで」向き合っていけたら、愛に近づけるんじゃないかな。

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はい、これがBlueglueの「ロマンチック」でした。
何度も言ってるけど、細かい所まで、一音、一言ずつ丁寧に作れたから、たくさん聞いてもらえたら嬉しいなあ。
話は変わるけれどこの間、たまたまつけてたテレビでウルフルズが出てて。
そこで演奏されていた新曲がこの頃ずっと響いててさ。
あんなキャリアを積んできた人たちが、ここにきて純粋に正直に、バンドのことを歌ってんのよ。ずるいよなあ。
スピッツだって「ヒバリのこころ」でデビューしてもう30周年くらい、去年「醒めない」で改めてバンドのことを歌っててシビれた。
俺らもそんな風に、何十年か経って生まれる新しいロマンチックを歌えたらいいよな。
バンドってやっぱりいいよなって、思っちゃうんだよね。ロマンチックすぎるだろ。

さあ、思い出とか後悔とか、感傷なんて今は本当にどうでもいいな。
今とこれからだけが目の前にあるぞ。
やってやろうな。